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沙耶の唄
製作元 Nitro+
動作環境 Win 98/Me/2000/XP
ゲームジャンル サスペンスホラーADV
価格 4800円
発売日 2003/12/26
あらすじ

爛れてゆく。何もかもが歪み、爛れてゆく。
交通事故で生死の境をさまよった匂坂郁紀は、いつしか独り孤独に、悪夢に囚われたまま生きるようになっていた。 彼に親しい者たちが異変に気付き、救いの手を差し伸べようにも、そんな友人たちの声は決して郁紀に届かない。 そんな郁紀の前に、一人の謎の少女が現れたとき、彼の狂気は次第に世界を侵蝕しはじめる。

レビュー

 突然ですが私はイラスト調+水彩タッチの綺麗過ぎる絵柄の美少女ゲームは苦手です。絵柄からエロを感じる事が全く出来無いのと何だか上手く説明出来ないのですが違和感を感じるからです。中央東口さんの絵がドンピシャリにそうでした。雑誌で記事を見る度に綺麗な絵だなーーと思いつつページを飛ばしておりました。=全くの興味圏外。
 が!ゲームの内容をネット等で知りまして!かなりショッキングな内容だとの事で興味を惹かれました。
 主人公はかなりのイケメン。ヒロインはロリータ美少女です。……駄目だ。苦手だ。しかも分岐の少ないノベルゲーム。絶対にプレイする事は無いであろうと確信していたのですが!
 しかし!物凄いCGを見せて貰いました。全てが内臓で構成された部屋にて内臓ベッドでぶっちょう面をしている主人公。正直ギャグかと思いました。が!その日電気を付けっぱなしにして眠る羽目になった事は秘密です。(チキンハーツ)
 買いました!レッツ☆プレイ!突然グロテスクな生物との訳の分からない会話からスタートします。
 クトゥルー神話物です。しかもダラダラとやたら説明文が長いウンチク垂れーーの分かったからとっとと話を進めろ系では無く実際にグロテスクなシーンや状況をダイレクトに見せる事でクトゥルー神話の恐怖を表現しておりまして!これは良いや!お薦め!
 可愛らしい外見の尽すタイプの少女と主人公の純愛ラブストーリーです。沙耶との生活を守る為なら主人公は何でもやります。主人公の事を本気で心配してくれている友達(羨ましい位良い人揃い)も平気で残酷に裏切ります。
 そうして!!!音楽が滅ッ茶苦茶良いです。沙耶のテーマ曲SONG OF SAYAが特に好きです。儚い雰囲気の綺麗な曲なのですがビリビリとノイズが挿入されていて沙耶のイメージにピッタリです。思わずサウンドトラックを買ってしまいました。テヘ☆画面効果等も作品の雰囲気にバッチリマッチしていて良い感じです。
 低価格ゲームなのですがCG枚数はかなり多いですし(差分を含めて80枚位)全体的に短過ぎるとの評価を良く目にしますがノベルゲームはこれ位が私には丁度良いです。面白いので何度も繰り返しプレイしております。気軽にプレイ出来る長さなのが良い感じです。
 エロシーンですが……。エロティシズムを全く感じず不自然。これにつきます。(行為をする事自体にはちゃんと意味があるのですが)
 しかし通常の人間の視点だとどんな恐ろしい事が展開しているんだろう。見たい!

 エンディングは3種類
:入院エンド
 これが真のエンディングだと解釈。切ない余韻がかなり良い塩梅です。
: バッドエンド
 主人公にとってはバッドなのですが人類にとってはグッドエンド。約1名辛い思いをする事になりますが……。命が無事だっただけマシだと……。思えないか。(合掌)
: グッドエンド
  主人公にとってはグッドなのですが人類にとってはバッドエンド。そこまで気にはなりませんが唐突過ぎる展開が若干……。普通の人間の視点でラストシーンが見たかった……!……目撃してしまったら狂死かな?

 手塚治虫の火の鳥・復活編を合わせてどうぞ!(作中でも触れられております)
 お気に入りキャラクター=主人公の主治医の丹保凉子先生。エロシーン無し!(必要を全く感じ無いのでOKであります)ではありますがとにかくマッドで格好良いです。狂気を孕んだ表情に思わずドキドキしてしまいました。

トラベルミン