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Lamento -BEYOND THE VOID-
製作元 Nitro+CHiRAL
動作環境 Win 98SE/Me/XPpro/XPhome XPは32bitのみ対応
ゲームジャンル アドベンチャーノベルゲーム
価格 8500円
発売日 2006/10/27
あらすじ

――呪われた猫は、旅に出る。

『虚ろ』――
それは、動物から植物にいたるまで、大地に生きる全ての生命をおびやかす謎の現象だった。

火楼の村は『虚ろ』の被害から重度の食糧難に陥り、時には死体すらも食料として喰らう生活を余儀なくされていた。
 さらなる飢えをしのぐために矛先が向けられたのは
――生きた肉の塊。
そう、万策尽きた猫たちのどうしようもない苦肉の策は、「生贄」とい手段だった。村の猫からひとり、生贄が選ばれる。

 同じ猫の腹を満たすために――。

 村の猫たちはみな、明日は我が身と怯えている。

そんな末期的な状況にある村で暮らすコノエだったが、ある日、
彼の体に変化が現れる。
 黒い痣のような文様が体に浮かび、耳と尾が黒く染まってしまったのだ。

それは、不吉の象徴として古くから言い伝えられている呪いの証だった。

レビュー
 公式にて予約して大購入!無地の小ぶりなダンボールにて到着!カッターナイフで慎重に開封!丁寧に梱包されております。
 DVDパッケージが二本ピッタリ入る化粧箱にゲーム本体&特典ディスクが入っております。アールヌーヴォー調&ファンタジックな美麗パッケージ絵に期待が高まります。
 特典ディスク
:販促ボイス集
:販促ムービー集3種類
:壁紙集 主要キャラクターの立ち絵を加工した物10枚+リビカの紋章+黒字にラメントのロゴマーク計12枚
:システムボイス
:淵井鏑の書き下ろしSS 【祭りの夜】
:キャストコメント
 +パッケージよりチョッピリ大きなサイズの特典本(ラフ原画集)
 たたなかなさんの美麗線画が多数収録されております。咎狗の血の特典本はたたなかなさんのコメント付きだったのですが今回は本当にラフ絵のみ……。一寸(かなり)寂しい!!!
:インストール時シリアルコードを入力しないとプレイ不可!
:ディスクレスプレイ不可
:フルボイス キャラクター毎にON・OFF機能完備

 システム!
:セーブ60箇所
:右クリックするとシステム画面へゴゥ!()はショートカットキーです。
 正直感覚で使えないので使い辛いです。
:キャンセル(戻る)
:メッセージを消す(SPASEキー)
:自動メッセージ送り(Aキー)
:スキップする(SIFTキー)
:選択肢に戻る(CTRL+Bキー)
:ログを表示する(Bキー・マウスホイール)
:セーブ画面を開く(Sキー)
:ロード画面を開く(Lキー)
:フルスクリーン切り替え(Fキー)
:設定画面を開く(Cキー)
:タイトルに戻る(Tキー)
:ゲームを終了する(ESC)

 セーブ&ロード画面!
 【セーブしますか? YES NO】
 と画面中心に小さなメッセージウィンドウが出るのですがこのメッセージウィンドウが背景と同化し過ぎていて分かり辛い事この上無し!機能面よりビジュアル面重視!
 セーブ画面から抜ける時に【EXIT】→右クリックをイチイチ選ばなければならないのも二度手間で勘弁して頂きたく!
 CG枚数は差分抜き92枚+背景53枚
 何故かCGモードに登録されないCGが2枚有
 バルドに1枚&ライに1枚
 
 私はプレイする予定のゲームの情報はほぼ全く頭に入れません。公式サイトも雑誌の記事も一切合財無視!
 PCの動作チェックの為だけに体験版を序盤のみ飛ばし読みプレイング。
 前作【咎狗の血】の倍のテキスト量と聞き及びました。なッ……長いノベルゲームかァ……。だだだ・大丈夫かなァ?と一抹の不安が頭をよぎります。文章が合わない場合比喩抜きで3分位(本当はもっと早いです)で拒否反応(猛然と睡魔が襲い掛かって来てあっけなく倒されます)を起こしてしまい高らかにギブ宣言!がッ!予約。後は野となれ山となれです。結果=文字通り時間を忘れて楽しくプレイ!フルコンプ致しましたァッーーーーーーッッッ!勿体無いのでほぼスキップを使わずじっくり堪能させて頂きましたッッッ!グッドエンドに至るまでの展開が全員ほぼ全く一緒なのですがこの作品は内面描写メインなので細かい事は気にしない方向で!
 
 丁寧に作りこまれた世界観(一寸頭を働かせると若干矛盾点を感じますが気にしない方向で!)&世界観に合った美しい音楽。
 見目麗しい個性的なキャラクター達の織り成すボリューミーな物語。一つ一つのエピソードをサラッと流すのでは無くかなり丁寧に描写しております。序盤話のテンポが遅めなのが玉に瑕。中盤以降怒涛の展開を迎えます。若干残酷描写もありますがビジュアル的には全く反映されていないので大丈夫!(……ガック死)しかしながらライルートラストに登場する壮絶過ぎる状態のキル&ウルを文章だけで無くCGに反映して頂きたかったァァァッッッ!!!(血の叫び!)
 主人公コノエ視点だけでは無く視点変更があります。故に各登場人物達が何を考えているか&何を抱えているか。&心の揺れが分かり好感触。何の前触れも無くいきなりくっつくのでは無くお互いが徐々に惹かれていく過程を丁寧に描写されているのが非常に良かったです。モロときめいてしまいました!リビカは猫耳&尻尾が付いている人間では無く猫です。故に猫ならではのしぐさの描写が新鮮でした。そうして重たいストーリーの狭間にコメディタッチのエピソードがあったのが嬉しい驚きでした。そうしてッッッ!!!キモのエロティックシーン!激的に大強化されております!しかも尺が長い長い!前戯&後戯&余韻バッチリ完備!行為中の内面描写も申し分無し!お互い観も心も通じ合う事が出来て本当に良かったね!とモニターの前で思わず握り拳!
 基本的に一対一のガチンコノーマルプレイ中心ですが触手&一部道具(薬物)を使ったプレイや肉体&精神に大ダメージを与える陵辱系も有!

 演出!普通のADV形式じゃあプレイヤーが単調に感じるに違い無い!(ドーン)と思われたのでしょうか。演出面が恐ろしい程無駄に強化されてしまいました。重要なシーンに効果的に挿入すると効果的で心に残る演出だなァ!と思いますが折角の凝った演出も最初から最後まで延々とやられると慣れてしまい全く効果的で無い上目に厳しい物がありました。
 そうして立ち絵及びメッセージウィンドウの位置&サイズがめまぐるしく変わります。↑参照。(実際はもっと×∞バリエーションがあります)じっくり読ませるタイプの作品で使う演出方法じゃあ無いと感じました。元に戻してくれェ………………!!!!!!(血の叫び!)スキップの足をも奈落の底に引っぱり落す演出。シーンスキップを装備して下さい。一体何でこんな事に!?→ぷらちな-未来のクリエイターを応援するエンタメ情報サイト-にて2007/02/25→でじたろうさんと淵井鏑さんのインタビューが掲載されました。でじたろうさん曰く、
「BLゲームだからできたことなんですね。男性向けの美少女ゲームだと、ユーザーに「早く女の子と付き合いたい」あるいは「早くエッチなシーンを見たい」といった指向の方がいたり、大量の積みゲーを消化するためだったり、いろいろな理由からあんまり凝った演出やエフェクトをつけると邪魔だと言われてしまうんです。すごい人になると、そもそもテキストを読まない(笑)。逆に、女性の方は、非常に丁寧に作品をプレイしてくれて、キャラクターの表情とか、しっぽのうごきとかから、一生懸命ニュアンスをつかもうとしてくれる方が多い印象です。なので、凝った演出をすれば、ちゃんとそれを読み取ってくれるので、作る側もやりがいがありました」
 ………………。勝手に決め付けるんじゃあ無ェーーーーーーーッッッ!!!!!!
 立ち絵はロング&アップetc...表情変え&ちょっとしたポーズ変えだけでは無く物凄い数の種類及びバリエーションが用意されております。脇役やモロやられキャラにまで立ち絵や顔グラフィック(表情差分も!)が用意されていております。
 立ち絵や顔グラフィックの消え方もテキストに合わせて様々なバリエーションがドサリ。キャラクターの感情に合わせて猫耳がピコピコ動くのが可愛い!CGの表示方法もパっと表示させるのでは無くテキストに合わせて徐々に……と凝っております。背景もバリバリ動きます。
 立ち絵は全て四角いアールヌーヴォー調の飾り枠の中に表示されております。枠に収まり切らなかった部分はバッサリ切り取られております。……非常に勿体無いッ!!!(声高に!)
 立ち絵は全てはっきりくっきりした塗りです。打って変わってCGはほぼ全て物凄くぼかした塗りの物が多数。ギャップを感じてしまいました。CG枚数は立ち絵の膨大さに反比例して枚数が若干少なめ。……逆が良かったですッッッ!(正直に!)立ち絵&CG共に恐ろしく美麗なのですが明らかに微妙な物もチラリホラリ……。
 攻略対象は3人+悪魔(バッドエンド扱いですが!)悪魔とのエンディングは無いと思っていたので非常に嬉しい驚きでした。ヤッターー!カルツは倫理上&心情的に無理だったのかな……。バッドエンドもあっさりと終わる事無く丁寧に描写されております。(主にエロ方面で!)エロ度フルスロットル&素敵estシチュエーションなバッドエンド多数でドキドキです。
 背景の種類&クオリティは申し分無いです。一部テキストとの矛盾点があったり無かったりしますが細かい事は気にしない方向で!つじつまが合っていなくても面白い作品とガッチリつじつまがガッチリ合っていてもつまらない作品。どちらを取るかと言われたら……私は断然前者です。
 文句を言い出したらキリが無いのですが(ホント)元々レベルの高い面白い作品∴もっと!と言える話でして!
 心と心のふれあい&愛と狂気を丁寧に描写した作品。数が極端に少なくなってしまった雌達のやるせない気持ちや置かれた状況下もしっかり描写されております。この辺を投げっぱなしにしないこだわりに脱帽です!大お薦めッッッ!
 しかしながら必ずスペックの確認を!

○ 攻略した順番は
  アサト→ラゼル→バルド→ヴェルグ→フラウド→ライ

● コノエ
  後ろ向きっぽく見えて実は物凄く前向き。言いたい事をはっきり言える羨ましい性格。鉤しっぽがコンプレックス。火が怖い。方向音痴。1人の時は迷わなかったじゃねーーかとのお言葉があると思います。が!方向音痴代表として一言!1人の時はかなり気を張っているので余り迷いません。(&とっておきの必殺技!「人に聞く」が炸裂しまくり!)2人以上の時は完全に相手にお任せコースなので確実に迷います。これホント。方向音痴が2人揃うと大変です。(乗る電車を全部乗り間違えたり船に乗り遅れたり大変な事に!)

● アサト
  朴訥なイケメン。(本人自覚無し)思った事を包み隠さず言葉にするカワイコちゃん。窓からぶら下がっている時の立ち絵は髪の毛が重力に忠実であって欲しかった。童貞をコノエに捧げる。ラスト滅茶苦茶シリアス展開時ズッコケモンスター変身で笑いを誘うのはご愛嬌!もっと見る物に精神的嫌悪感を抱かせる禍々しいデザインが良かった……。

○ グッドエンド
  産まれ落ちた瞬間から自分を忌み子として散々な目に合わせて下さった故郷の村に嫁さん(コノエ)と共に帰り堂々と居を構える。閉鎖的な皆の考え方を根本的から変える偉業を成し遂げる。


○ バッドエンド
  触手。あれはチン棒なのかどうなのか。ボリボリ。(咀嚼音)
  
● バルド
  地獄のへたれ親父。(色んな意味で)コノエに強烈な説教を喰らい前向きに生きる事を誓う。唯一ボスキャラをタイマンで倒せなかった男。

○ グッドエンド
  ほのぼの!

○ バッドエンド
  殺し愛!しかしながら主人公コノエは完全に蚊帳の外。置いてけぼり地獄変。

● ライ
  精神的に不安定なのを気力で無理矢理押さえ込んでいる。見た目や行動に反して実は寂しん坊で甘えん坊。

○ グッドエンド
  コノエに甘えまくり!お互い心の隙間が徐々に埋まっているようで安心です。

○ バッドエンド
  殺し愛!ある意味ハッピーエンド。

● ラゼル
  カルツと並んで常識人(?)だと思ったのですが……!ある意味ハッピーエンド。

● カルツ
  唯一の常識人。(?)劣性遺伝子の持ち主。唯一エンディングがありま千円。(号泣を垂れながら)

● ヴェルグ
  朗らかで明るいムードメーカーだと思ったのですが矢張り悪魔は悪魔でした。大の猫好き。猫を馬鹿にしているのはカルツを煽って反応を楽しんでいるのだと予想。

● フラウド
  カマキリ男。バッドエンドでは一気に二匹を奈落の底に豪快に叩き落す荒業を披露。チン棒が緑。脱マスク時顔グラフィックにツノが無いのは何故?(CGではちゃんとあります)

● フィリ
  文字通り捨て駒。涙を禁じえません。指輪を取りに異次元の色彩に彩られた火桜へと向かう道中で現れた時の態度。あれは自分がリークスにどう思われているのかや自らの置かれている立場や末路を知っていたから取ったと理解。悲しく残酷な結末に涙。

● リークス&シュイ
  ラストのコノエの推測はピッタシカンカンだと思われます。シュイがコノエの手助けをしている事を確実に知っていた筈なのにあえて放置していたからです。しかしながら目的の為なら手段は一切合財選ばないにも関わらず最後まで素直になれなかった非業の猫。ライグッドエンドでコノエがリークスと同じ髪型をしていたのに感動を覚えました。

トラベルミン